「COSMIC」の版間の差分
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2025年6月8日 (日) 20:40時点における最新版
COSMIC は、Rust プログラミング言語で開発されたデスクトップ環境で、クロスプラットフォーム対応の GUI ライブラリである iced と、コンポジタの基盤として Smithay を使用しています。COSMIC のコンポジタである cosmic-comp は、Smithay のデモ用コンポジタ「anvil」に相当するもので、Wayland プロジェクトにおけるデモ用コンポジタ「Weston」と同様の役割を果たします。最初のリリースは「Epoch(エポック)」と呼ばれています。
目次
インストール
COSMIC は、cosmic-session または cosmic グループを使ってインストールできます。開発版を利用したい場合は、すべてのコンポーネントパッケージに依存する cosmic-session-gitAUR を使うことで入手可能です。
ソースからビルドする場合、cosmic-applets-gitAUR の依存関係が 8GB を超えるメモリを必要とする点に注意が必要です。リンク処理を 1 ジョブに制限することでビルドできる場合があります。繰り返しビルドする場合は、CARGO_TARGET_DIR 環境変数を設定することでダウンロードの手間を減らすことができます。例えば:
MOLD_JOBS=1 CARGO_TARGET_DIR=/tmp/mytarget
cosmic-session に含まれる個別コンポーネント
COSMIC はコンポジタ、ライブラリ、アプレットなどで構成されており、これらは個別にインストールすることも可能です。cosmic-session の依存パッケージとして、cosmic-comp、cosmic-applets、cosmic-app-library、cosmic-bg、cosmic-icon-theme、cosmic-launcher、cosmic-notifications などが含まれます。また、画面上にメッセージを表示する cosmic-osd、ドックやパネル機能を提供する cosmic-panel、設定ツールの cosmic-settings など、その他のコンポーネントもあります。
独立したコンポーネント
エディタの cosmic-text-editor、ファイルマネージャの cosmic-files、ターミナルの cosmic-terminal、マルチメディアプレーヤーの cosmic-player、そして壁紙を提供する cosmic-wallpapers が用意されています。
起動
COSMIC を起動する最も簡単な方法は、ディスプレイマネージャを利用することです。インストール後は、GNOME や KDE Plasma などと並んで追加のオプションとして表示されます。
コンソールから直接 COSMIC を起動したい場合は、次のコマンドを実行します:
$ start-cosmic
Cosmic Greeter を使う場合
COSMIC には、greetd をベースにしたディスプレイマネージャである cosmic-greeter が含まれています。これを使用するには、cosmic-greeter.service
を有効化してください。
設定
パネルは設定アプレットを使う以外にも設定が可能で、アプレットの例も提供されています。